小田原から伊豆への旅旅モロ

Episode 3 : いよいよ伊豆だぜっ!

4月22日、月曜日。母ちゃんが誤嚥を起こして救急搬送された翌日。

朝の体温、36.5℃。発熱はなかった。どうやら今回は誤嚥性肺炎には至らなかった様だ。まずは良かった。病院とは翌朝発熱があったら再び救急搬送で入院させるという段取りになっていたのだ。

もしそうなった場合、姉は保育園の仕事を決して休めないので、我々夫婦で対応することになったのだが、僕は僕で今日の15時から裁判を控えている(もう面倒くさいから裁判って言っちゃってるし)。基本、その為に来てるのだから。時間的にはマネージ出来るとは思うが、ちょっと集中力と緊張感に欠けてしまうよね。

だから良かった。この日は裁判所に出かける14時半頃までは資料を見直したり、本番時をイメージしたりして過ごした。

そして迎えた第2回の審問。今回もあっさりしていた。

事実関係の確認と、現在不足している資料の提出を促されただげで、ものの15分もしないうちに終了。次回は1ヶ月後の5月22日水曜日、16:30からとなった。感触としては悪くはない。と思う。知らんけど。

いずれにせよ、今日の伊豆に向けての出発はない。シャレでもライム踏んだ訳でもない。

姉ちゃん家に戻って、今回の小田原での最後の晩飯を4人で囲んだ。

姉ちゃんがヤオマサの鴨宮店で小田原産のブリの刺身を買ってきた。こいつは部位が昨日のヤツより良かったのだろう。脂が乗っていて非常に美味しかった。今小田原のぶりは豊洲に流れている様で、地元では品薄の様だ。この味ならまあいいか、と思った。

せっかくの小田原産のブリ。東京の人にも美味しいと言って貰いたいからな。

エブリディブリブリでー。by 柳。
これが黒潮が育んだ太平洋のブリだ。

ひと通り食事を終えて、1時間半ぐらい経過した後、所用で一旦出かけていた姉ちゃんが戻って来て、「今出来た。」と言って、コーヒーゼリーと一緒にローストポークを塊で出してきた。

どんな食べ合わせだっ!!もう腹パンパンだし。でもありがとう。

翌朝9:00。満を持して伊豆下田へ向けて出発した。

眼鏡が顔面からかなり浮いてないか。
真鶴道路ーっ!!

まずは僕が行きたいと思っていた稲取と今井浜の間ぐらいにある「カレーハウス向山」でランチを食べ、その後、河津の日帰り温泉「禅の湯」に寄り、それから下田に向かうというプラン。とてもいいプランだ。我々は余計なところには一切寄らない。

そういうスタイルだ。

伊豆半島から飛び出た小さな半島。それが稲取だ。

が、しかし。

向山は休みだった。休みだったのか廃業したのか。この辺りの店の場合、廃業しててもおかしくない。ちょっと心配である。

一見普通の食堂のカレーなのだが、とにかく食べたことのない感じの味で、美味しい。カツカレー最高に美味しい。辛さが調節可能なのだが、一辛増加だけで歯茎が崩壊するほどの辛さだ。しかもその辛さが今まで食べたことのない辛さなのだ。辛い物好きの人でも絶対にお勧めしない。普通を食えば普通に美味い。

次の機会はいつになるだろう。意外に7月頃にまた来るかもな。

このお店、一見普通の食堂の様だが反対側は崖で、、、。
客席は崖の下の2階にあり、オーシャン・ヴューなのだ。

135号線沿いには自然薯やら金目鯛煮付けやらの看板を掲げている店が並んでいるが、この辺の店ではそういうものは食べない。金目鯛ならスーパーで買ってって黒瀬くんに煮てもらう方が絶対にいい。

なので普段は行かないガストに寄ってハンバーグとか食べた。ロボットに配膳してもらった。

そして念願の久しぶりの禅の湯だ。

禅の湯は、敷地内に源泉がある掛け流しの湯で、加温も差し水もしていないそのままの湯が40℃ぐらいのアルカリ鉱泉という、チョー都合の良い感じの温泉だ。その地熱を利用した玉砂利の岩盤浴もあり、サウナーにも対応している。

なぜか知らんがお寺の敷地に立っており、山門的な入り口と温泉施設のモダンな造りのギャップがお洒落な風呂である。宿泊も人気で、どっちかっていうと今ではそっちで有名みたいだが泊まったことはない。

曹洞宗滋眼院という寺らしい。
なので宿泊施設のカテゴリーとしては宿坊なんだそう。
うい〜。
内湯とぉぉ〜。
露天の檜風呂。

そして完全なる貸切状態。最高である。誰も居なかったから写真も撮ったった。本当はNGなのだけど。

露天→岩盤浴→外のリクライニング・チェアでチル・アウト。そのセットを3回繰り返したら、ユッコさんと約束の時間、90分ぐらいはあっと言う間であった。髪の毛も乾かさなきゃいけないし、急いで支度をしたが、その後、ロビーで30分待つこととなった。

15:30。改めて下田へGO !! もうここからは1時間もかからない。

黒瀬家、即ちママチャイナ軍団の総本山に到着すると、マモルさんユキさん夫妻が揃って出迎えてくれた。そのままカンパ〜イ!!久々の再会に喜びが炸裂し過ぎて、やはり僕はその後は写真のことなどすっかり忘れてしまった。でもいくら何でもお2人の写真も撮ってないとは、、、、。

夫妻は僕ら到着前に筍を取りに行ってくれていて、筍の天麩羅(写真なし)、海老の天麩羅(写真なし)がスティック状に何本も立ち並んでいた(映えそうなのに写真なし)。

そして筍ご飯(写真なし)も炊けているという。黒瀬くんの筍ご飯は史上最高に美味い。今まで食べた全ての筍ご飯の中で、これを更新できる代物には出会ったことはない。香り。筍の甘み。ご飯の炊き加減。文句なし。ちょっちょっと青のりを振って食べた。絶品である。

黒瀬くんに合わせてマイヤーズ・コークを呑んで、食べて、落ちる様に寝た。

今回、僕は今月の初めに群馬の大学に旅立った楓太の部屋に、ユッコさんは2階の元は長男の海人の部屋だった屋根裏部屋に、広々と別々に寝かせてもらった。

あの2人とも大人になったことを改めて実感する。

楓太の残していったベッドは、去年突然猫の国に旅立ってしまった黒瀬家の愛猫パフェのおしっこの匂いがした。

2019年4月。遠い在りし日の僕とパフェ。

続く。

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